回想

動く眼球

突然、私の頭の中で、ひとつの記憶が、ゆらりと立ち上がりました ある夜、運転中に谷川大輔が話した「元カノ」の話 「友達から紹介された女の子なんだけどさ、いろいろ世間話していったら、出身地が同じってことが分かって。で、小さい頃住んでた町も、すっ…

新キャラ 薬剤師の男 その3

「kasucaさん、くるみは本当に関係ないから。俺が保証するから、安心していいよ!」佐藤は澄み切った瞳で、私にそう言い切りました。佐藤はくるみとも面識があるようです。きっと、職場でも来局する患者にこんなかんじで自信たっぷりに説明しているのでしょ…

新キャラ 薬剤師の男 その2

「手ぇ、ふるえてるよ」グラスを持つ私の手が、小刻みにふるえているのを、佐藤は目ざとく見つけて指摘してきました。自分ではまったく気づいてはいなかったのですが、どうやら私はかなり緊張していたようです。場所はすすきのの居酒屋。彼と佐藤の3人での飲…

新キャラ 薬剤師の男 その1

悶々とした回想は、まだまだマグマのように湧き出してくるのであった!! 【以下、怒りの回想録つづき】一度だけ、彼が私に、友達を紹介してくれたことがありました。薬剤師の佐藤ダイキ。 新キャラです。佐藤は、彼の中学時代の同級生ということでした。同…

結婚してくれと言う男

役所からの書類が届く間、彼のことを回想していました。出会って2回目の飲みの席で、 結婚して って言ってきたなぁそんな男の人初めてだったから、とても戸惑ったなぁでも、同時に少しうれしかったのも事実。はっきり言って、彼は決してかっこよくないし、む…